UNICORN OVER THE RAINBOW

基本的な経営方針として「競争に参加しない」というのは起業当初から変わっていません。私自身のパーソナリティによるところが大きいとは思いますが、先人たちの学びや教え、歴史的事実を振り返って、競争に参加した末路の悲惨さを理解しているからです。

どんなに努力をしたって梯子のかける先を間違えていたら、到達した先に望む未来は待っていませんから。1年、2年で気づいたらまだラッキーで、10年、20年と費やしてなお自分の道を信じてやまない人がいるのも残念ながら事実です。

他人の土俵で闘い、激しい競争に揉まれることにエクスタシーを感じるという言い分も解らなくもないですが、

「私達だったら選びませんね」

というスタンスをやんわりと伝えることはよくあります。とは言っても、今までやってきたプライドもあるでしょうし、うまくいった成功体験もあるでしょうし、サンクコストを認めたくないのもわかりますから、無碍に否定はしません。客観的事実と近しいエピソードを現状とリンクさせて、

「確かにこのままだと…」

と認知してもらうようにしています(気づくだけでだいぶ違いますからね)。状況をよく理解した上での選択なら、まだ良いでしょうが、盲信するあまり重要な部分が見えなくなってしまうこともよくありますので。

見つめ直すきっかけになれたらという思いで伝えております。

では、記号株式会社は競争に参加しないで、どんな方針なのか、というと、、、

新しいゲームを創る

という規範を持って臨んでいます。

新しいゲームを創るというと全くの無から生み出すのかと思われがちですけど、そうではありません。やっていることはアートではなく、経営なので(アートのエッセンスは大切にしていますが)、ゼロから生み出すというよりも、

既存のルールを疑いゲームチェンジをしていく

という方向性です。そういう意味では、ルールメイカーとしてのアイデンディティはわりとあって、ルールメイキングこそ当社の大切な仕事であるとも思っています。KIGOに振り回されず、うまく活用していくことで社会に希望を与えていきますから、当然といえば当然かもしれません。もちろん新しい挑戦は当たり前ですが簡単ではありません。障害はつきもので、いつも血を流してきました。

苦しい想いのなか、ぶつかり合うことで新しいテーゼを提示できた悦びを知っているからかもしれません。雨が上がって空にかかった希望を見たいがために、日々精進しているのです。そういう意味では、好物は「ユニコーンのウンコ」かもしれませんね。

PS)

特にガンダムファンではありません。ガンダムファンのみなさま、すみません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA