CONCEPT

私たちは記号化された世界に住んでいます。

物心を覚えたころには、私たちはとうに記号化されていて、いつしか自らも言語という触覚を駆使し周囲を解読、記号化して来ました。

記号の恩寵によって、単なる動的な血肉の塊から涼しげな人間という存在に形成されたようです。

記号は人や人生や人間関係や、それらが合流した社会、思想、哲学、宗教、歴史、文化、技術、政治、経済、金融、さらには自然環境や世界や宇宙、森羅万象までをも飲み込んで、無限という記号になりました。

畏れを厭わず表現するなら、人間は空気のように存在する記号を空気を放棄してまでも手放さないでしょう。
記号によって自らの存在が約束されていることを、深層では頑に信仰しているからです。

現代の私たちは記号化された世界という水槽の中で無自覚に、あまりにも無自覚に縦横無尽なショートカットを享受していますが、そのとき実は一方で、記号化された私と宇宙の希望と絶望をバランスよく眺めてみることのできる特等席も用意されています。

とんでもない深淵ですので、覗いた瞬間に永い迷路に入り込むかもしれません。
しかし記号の存在を探求することは、涼しげな人間を、熱量を持つ人間へと変化さしめるでしょう。

記号化された、私と宇宙の希望と絶望を認識したとき、人間は真の意味で、あなただけにしか存在しない、ただひとつの真の意味で自由な魂を獲得できるはずです。
2019 年、自由な魂の獲得、囚われからの解放を使命とし、記号と名付けた会社を始動させます。

何ぶん壮大なテーマですから、一人の人間の生涯では足りず、バトンを受け渡して行く挑戦となります。

自由へと向かう多くの探求、様々な実験、交錯の創造、そして新たな記号を生み出す事が記号株式会社の目的と手段が一致した形です。

 

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