私たち人間は人種や文化、環境に関係なく蛇を怖がるそうです。それは人類史の中で蛇は危険だったという経験がDNAに記録されているからだとか。
このように先人たちの経験を脈々と受け継いで今の私たちがあります。私たちは自然の賜物なのか、神が形作ったのか私には発祥がわかりませんが、何らかの意志によって存在しているのでしょう。自分の人生の意味性、そしてレーゾンデートルについて考察することは一度や二度ではないはずです。それだけたくさんの神秘に満ちています。
同様にコンピュータにもコンピュータなりの存在意義、、、規定プログラムというものが存在することがあります。もちろん創造主の意図とは別に機能することも少なくないでしょう。宇宙に飛ばすために造られたロケットがいつしか人間の都合で地上に堕とすためのミサイルになったなんていうシニカルなストーリーもあるくらいです。
決められた規定プログラムでも与えられた使命でもないもの、、、それこそが夢である。とある漫画のワンシーンにこんなセリフがあります…
「手ぇ抜いて生きてたらまず見つからねぇ。かと言って本気で生きてても叶うとは限らねぇ。上手くいかなくてムカついたり苦しかったり…それでも一度見つけたらやめられねぇし、やめたくもねぇ。ほんと厄介な代物さ…」
でもそういったものがあった方が「生きている」と感じるとこのキャラクターはいいます。なくてもいいし、あっても厄介なもの。もともと備わってるものでも決められた方向性でもない。かといって目指すべきゴールでもない。それこそが夢だ、と。
これは私の中の夢の定義に近い台詞なので引用させてもらいました。夢をロマンと言い換えてもいいでしょう。私は夢やロマンを「終わりのない夢中になってしまう旅」と定義しています。目的地も期限もルールもない終わりなき旅、、、旅であるためには動き続けないといけません。しかも夢中になってしまうもの…それが私の定義する夢です。
個人であっても企業であっても目指すべき方向性や目的、意味、テーマは持ち合わせているでしょう。時には明快なコンセプトを掲げることもあるでしょう。さらに必要な要素はここで上げた夢、、、つまりロマンだと私は考えています。なくても存在はできるし動くことができるけど、あると「生きている」とより感じるもの。夢はいつだってみ続けていたいですよね。だって男の子ですから。